藤田まさと
「藤田まさと」は、明治41年(1908年)に川崎町細江(現牧之原市細江)に生まれた作詞家です。 人生の生き様や浮き沈みといった、日本人の心を揺さぶる詩を、五線紙に添えてきました。
特に股旅や道中物は、藤田作品の真髄で、「旅笠道中」「妻恋道中」「流転」「大利根月夜」、が代表的です。
江戸情緒をたっぷりと歌い込んだ「明治一代女」、軍国歌謡の代表作「麦と兵隊」、終戦の陰で引揚船から降り立つ我が子を待つ、空しい母の姿を歌った「岸壁の母」、そして大ヒットした「浪花節だよ人生は」など、多数の歌を世に送り出しました。
一方、「榛原音頭」「榛原小唄」といった郷土の歌や市内の学校の校歌も作詞しました。 牧之原市内の照国寺(地図)にお墓があります。
■お問い合せ: 0548-53-2646(牧之原市社会教育課)