山崎貞一
「山崎貞一」は、牧之原市相良出身の科学者であり、実業家です。(現在のTDK株式会社の社長、会長、顧問を歴任しました。)
明治42年(1909年)旧相良町福岡の近江屋に生まれ、旧制榛原中学校、静岡高等学校、東京工業大学電気化学科に進み、卒業後東京電気化学工業㈱《現・TDK㈱》に入社。
37歳の若さで社長に就任、日本で発明されたフェライトを使った、磁気製品(磁石、磁気テープなど)の生産を成功させました。
その当時、ラジオやテレビ等の家電製品が普及していく時代の波に乗り、同社の業績を大きく発展させ、世界のトップ企業へと成長させました。
また、日本の電気工業の発展に大きく貢献するのみならず、「山崎自然科学教育振興会」の創立にも尽くし、自然科学に関する図書を寄贈、理科の研修事業など、各地の小中学校の学習活動の支援を行っています。
※ 参考資料 歴史人物副読本「牧之原市の偉人」
■お問い合せ: 0548-53-2646(牧之原市社会教育課)