御船神事
「御船神事」は、海上安全を祈り、市内4ヶ所の神社で毎年秋に行われる神事です
青年達が菱垣廻船(千石船)の模型を担ぎ、「御船歌」にあわせて街中を練り歩き、船首と船尾を交互に持ち上げ、荒波を航海する様子を威勢よく表します。
「大江八幡宮」の御船神事は国指定無形民俗文化財、「飯津佐和乃神社」の御船神事は県指定無形民俗文化財に指定されています。
■開催時期
・大江八幡宮 9月中旬
・飯津佐和乃神社 9月中旬
・神明神社 10月中旬
・鹿島神社 11月初旬
■お問い合せ:0548-53-2646(牧之原市社会教育課)
大江八幡神社の御船行事 (国指定無形民俗文化財)
大江八幡宮(おおえはちまんぐう)の例祭に神輿渡御(みこしとぎょ)と同時に行われる特殊神事である。
お船は長さ2m程の菱垣廻船(ひがきかいせん)と樽廻船(たるかいせん)の2隻で、精巧に作られた模型である。 奉仕は船若(ふなわか)と呼ばれる青年達で行われる。
柱起こし、帆揚げ、そして、古雅な練り歌に合わせて、船をあやつり、神輿の先共(さきども)をする行事である。
■開催時期 9月中旬
■所在地 牧之原市大江1606 (地図)
■所有・管理者 大江八幡宮・大江御船愛好会
※画像文章 牧之原市教育委員会発行「牧之原市の文化財」より。
飯津佐和乃神社の御船行事 (県指定無形民俗文化財)
飯津佐和乃神社(はづさわのじんじゃ)の例祭に神輿渡御(みこしとぎょ)と同時に行われる特殊神事である。
お船は長さ2m程の菱垣廻船(ひがきかいせん)と樽廻船(たるかいせん)の2隻で、精巧に作られた模型である。 奉仕は船若(ふなわか)と呼ばれる青年達で行われる。
柱起こし、帆揚げ、そして、古雅な練り歌に合わせて、船をあやつり、神輿の先共(さきども)をする行事である。
■開催時期 9月中旬
■所在地 牧之原市波津1000-1 (地図)
■所有・管理者 飯津佐和乃神社・保存会
※画像文章 牧之原市教育委員会発行「牧之原市の文化財」より。
神明神社の御船神事
神明神社(しんめいじんじゃ)の例祭に行われる特殊神事である。
御船行事を行うのは、氏子の東慶林(ひがしけいりん)町内会の若衆である。 拝殿前で柱起こしが終わると、鳥居までの出船、休憩後拝殿前までの入船を行う。
現在の船は三代目で昭和11年(1936)秋、社殿造営を祝って、旧相良町福岡の山田平吉氏が造った 樽廻船の模型で長さ260cmである。
■開催時期 10月中旬
■所在地 牧之原市細江1911 (地図)
■所有・管理者 神明神社・東慶林町内会
※画像文章 牧之原市教育委員会発行「牧之原市の文化財」より。
鹿島神社の御船神事
鹿島神社(かしまじんじゃ)の例祭に行われる特殊神事である。
四神旗(青龍・白虎・朱雀・玄武)の祭具と共に守られて御船神事は行われ、 渡御の先頭を神社より200m程離れたお休み場まで練る。
■開催時期 11月初旬
■所在地 牧之原市勝俣2022 (地図)
■所有・管理者 鹿島神社・鹿島町内会
※画像文章 牧之原市教育委員会発行「牧之原市の文化財」より。