般若寺 陣太鼓・杉戸
「般若寺(はんにゃじ)」には、田沼意次ゆかりの品が所蔵されています。
所在地 | 牧之原市大沢695-1 |
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お問合せ先 | 0548-52-1602(般若寺) |
文化財に対するお問い合せ | 0548-53-2646(牧之原市社会教育課) |
○陣太鼓
この太鼓は、明和4年(1767年)、相良藩主"田沼意次"が、相良城築造を命ぜられた際に、江戸の「お太鼓師」に作らせた秘蔵の太鼓です。
重厚で素晴らしい音色で、
「背負ったか(しょったか)相良の陣太鼓」と言われ、名高い陣太鼓でした。
相良に海賊が襲来したとき、この陣太鼓を打ち鳴らし撃退した、と伝えられています。
張皮の一面が30cmほど鋭利な刃物で切り裂かれています。 陣太鼓の中に、金塊が詰まっていると噂があり、大正の初め、それを信じた盗賊の仕業であると伝えられています。
○杉戸
本堂には、相良城の御殿大書院にあった「襖戸」が現存します。
この襖戸に描かれている絵は、徳川将軍に重用された絵師"狩野典信"の作と伝えられています。
相良城取壊しの際、競売に掛けられた品々の中の一つと言われています。